RENOGY DChomeアプリ 始め方 サブバッテリーシステムの管理方法

DChomeアプリ

 私自身もC26セレナにRENOGY製の走行充電器、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー、正弦波インバーターを搭載しているのですが、RENOGY製品のサブバッテリーシステムを選んだ大きな理由としてDChomeアプリで走行充電器やリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの状態を管理できるということがあります。
 今回はそのDChomeアプリの始め方を紹介したいと思います。

DChomeアプリでできること

 DChomeアプリを使えばアプリ上でサブバッテリーシステムの状態を管理することができます。
 走行充電器であれば、メインバッテリーの電圧やサブバッテリーの電圧からサブバッテリーを何アンペアで充電しているかまで分かります。
 また、バッテリーであれば現在のバッテリーの残量や使用電力をはじめ、バッテリーの温度まで管理することができます。
 ただしDChomeアプリが使える機種は限られているのでご注意下さい。

DChomeアプリ対応機種

 DChomeアプリに対応している機種は、次の3つのタイプがあります。1つ目はBluetoothモジュールを内蔵しているタイプです。これは2023年10月31日現在弊社で取り扱いのある機種では、バッテリーで1機種、走行充電器で1機種、チャージコントローラーで1機種の合計3機種です。2つ目はRJ12ポートを持っている機種です。チャージコントローラーに数機種あります。最後の3つ目はRJ45ポートを持っている機種です。バッテリー、走行充電器、チャージコントローラーに数機種ずつあります。
 以下それぞれみていきましょう。

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー

 DChomeアプリを利用できるリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、Bluetoothモジュール内蔵タイプが1機種と別にBluetoothモジュールが必要な機種が2機種あります。

Bluetoothモジュール内蔵バッテリー

 Bluetoothモジュール内蔵内蔵のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは数機種あるのですが、現在弊社で取り扱いのある機種は下記の機種となっております。

RBB12400LFPL-0140SR-JP

 現在弊社で取り扱いのある機種は、REGOシリーズ 12V 400AH リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(専用アンダーソンケーブル付き)です。
 5KWhを超える大容量で、長時間稼働を実施することができ、3800サイクル以上の長寿命、最大350Aの連続放電電流、最大300Aの連続充電電流を提供します。一体型のバッテリーケーブルとアンダーソンコネクターにより配線が大幅に簡素化され、迅速な接続と取り外しを可能にできるバッテリーです。
RENOGY 12V 400AH REGOシリーズ リン酸鉄リチウムイオンバッテリー

その他のバッテリー

 その他別売りのBT-2モジュールが必要な機種が2機種あります。いわゆるスマートバッテリーですね。

RBT100LFP12S

 スマート リン酸鉄リチウムイオンバッテリー100AH 12Vです。
 RENOGY社で取り扱っているリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの改良版です。重量が軽くなり、バッテリーの充放電回数を2000サイクルから4000サイクルと約2倍に延長させた、大容量のディープサイクルバッテリーです。
 ただ、取り扱いは今年いっぱいの予定のようです。
スマート リン酸鉄リチウムイオンバッテリー100AH 12V

RBT100LFP12SH

 ヒート機能付き スマート リン酸鉄リチウムイオンバッテリー100AH 12Vです。
 スマートリン酸鉄リチウムイオンバッテリーに、ヒート機能(自己発熱機能)付きのタイプが登場しました。これによりバッテリーの操作温度を保つことができ、寒い地域での充電が可能となります。重量が軽くなり、バッテリーの充放電回数を2000サイクルから4000サイクルと約2倍に延長させた、大容量のディープサイクルバッテリーです。
 私も愛用していますが、取り扱いは今年いっぱいのようです。
スマート リン酸鉄リチウムイオンバッテリー ヒート機能付 100AH 12V

走行充電器

 DChomeアプリを利用できる走行充電器は、Bluetoothモジュール内蔵タイプが1機種と別にBluetoothモジュールが必要な機種が2機種あります。

Bluetoothモジュール内蔵走行充電器

 Bluetoothモジュール内蔵内蔵の走行充電器は現在弊社で取り扱いのある1機種のみとなっております

RCB1260DO-100506PR-JP

 REGOシリーズ 走行充電器12V 60A BLUETOOTHモジュール内蔵(専用アンダーソンケーブル付き)です。
 BLUETOOTHモジュールが内蔵されているだけではなく、独自の接続端子が採用されており、設置時間を短縮することができます。サブバッテリーへの充電だけでなく、サブバッテリーからメインバッテリーへ充電されるロジックが搭載されています。
RENOGY REGOシリーズ 走行充電器12V 60A BLUETOOTHモジュール内蔵

その他の走行充電器

 その他別売りのBT-2モジュールが必要な機種が2機種あります。

RBC30D1S

 DCCシリーズ 走行充電器12V 30A MPPTチャージコントローラー内蔵です。
 エンジンをかけている時にはオルタネーターから充電し、エンジンをかけていなくてもソーラーパネルから充電したい。そんなわがままを実現してくれるMPPTチャージャー内蔵の走行充電器です。 RENOGYのDCC走行充電器12V 30Aは、MPPTチャージコントローラーを内蔵した、自動車のサブバッテリーシステム用DC-DC走行充電器(アイソレータ)です。2つのDC入力(ソーラーパネルと発電機)からサブバッテリーを充電することができます。 私は50Aモデルを使用していますが、バッテリー容量が大きくない場合や車のオルタネーターの発電能力が高くない場合にはこのモデルで充分です。
 現在の在庫が無くなれば、新モデルに切り替わる予定です。
走行充電器12V 30A MPPTチャージコントローラー内蔵

RBC50D1S

 DCCシリーズ 走行充電器12V 50A MPPTチャージコントローラー内蔵【旧タイプ一時販売再開】です。
 エンジンをかけている時にはオルタネーターから充電し、エンジンをかけていなくてもソーラーパネルから充電したい。そんなわがままを実現してくれるMPPTチャージャー内蔵の走行充電器です。 ENOGYの走行充電器12V 50Aは、MPPTチャージコントローラーを内蔵した自動車のサブバッテリーシステム用DC-DC走行充電器(アイソレータ)です。2つのDC入力(ソーラーパネルと発電機)からサブバッテリーを充電することができ、サブバッテリーが満充電されるとソーラーパネルを介してメインバッテリーを充電します。これでバッテリーあがりも心配いりません! 私も愛用しているおすすめの走行充電器です。将来的にソーラーパネルの設置も視野に入れ、この製品にしました。
 現在の在庫が無くなれば、新モデルに切り替わる予定です。
走行充電器 12V50A MPPT チャージコントローラー内蔵

チャージコンロローラー

 DChomeアプリを利用できるチャージコントローラーは、Bluetoothモジュール内蔵タイプが1機種と別にBluetoothモジュールが必要な機種が2機種あります。
 また、別売りのBluetoothモジュールには、BT-1BT-2の2種類があります。

Bluetoothモジュール内蔵チャージコントローラー

 現在Bluetoothモジュール内蔵のチャージコントローラーは下記の1機種のみとなっております。

RCBREGO60-1006PR-JP

 REGOシリーズ MPPT ソーラーチャージコントローラー 12V 60A BLUETOOTHモジュール内蔵(専用アンダーソンケーブル付き)です。
 様々なオフグリッドソーラーシステムで使用する60Aの大容量のチャージャーです。 専用のアンダーソンケーブルが付いているため、設置時間を短縮することができます。また、点検等でシステムを取り外す際にもアンダーソンケーブルがあるので簡単です。
RENOGY REGOシリーズ MPPT ソーラーチャージコントローラー 12V 60A

BT-1 BLUETOOTH モジュールタイプ

 別売りのBT-1を利用することによりDChomeアプリが利用できる機種は下記のとおりです。

RNG-CTRL-WND10

 PWMチャージコントローラー10A WANDERER シリーズです。

RNG-CTRL-WND30-LI

 PWMチャージコントローラー30A WANDERER シリーズです。

RNG-CTRL-RVR20

 MPPT チャージコントローラー 20A ROVER LIシリーズです。
 MPPT チャージコントローラー 20A ROVER LIシリーズは、アルミダイキャストの設計を採用し、一般的な消耗から守るためシステムの熱量を最大限排出できます。最大充電電流は20A、最大入力電圧は100VDC、最大入力電力は12Vシステムで260W、24Vシステムで520Wの仕様となります。
RENOGY MPPT チャージコントローラー 20A ROVER LIシリーズ

RNG-CTRL-RVR40

 MPPT チャージコントローラー 40A ROVER LIシリーズです。
 MPPT チャージコントローラー 40A ROVER LIシリーズは、革新的なMPPT技術を持ち、99%という高い追跡効率を誇ります。これにより、ソーラーパネルの特性を最大限に引き出し、発電ロスを減らすことで無駄なくより多くの電力を生成することができます。
RENOGY MPPT チャージコントローラー 40A ROVER LIシリーズ

RNG-CTRL-RVR60

 MPPT チャージコントローラー60A ROVER LIシリーズです。
 MPPT チャージコントローラー60A ROVER LIシリーズは、各種のオフグリッドソーラーアプリケーションに適用する負極性接地コントローラーです。最大充電電流は60A、最大入力電圧は150VDC、最大入力電力は12Vシステムで800W、24Vシステムで1600W、36Vシステムで2400W、48Vシステムで3200Wの仕様となります。
RENOGY MPPT チャージコントローラー60A ROVER LIシリーズ

BT-2 BLUETOOTH モジュールタイプ

 別売りのBT-2を利用することによりDChomeアプリが利用できる機種は下記のとおりです。
BT-2 BLUETOOTH モジュール

RCC10RVRB

 昇圧ブーストMPPTチャージコントローラー 10A 36V/48V ROVERシリーズです。

RCC20RVRE

 MPPTチャージコントローラー20A  ROVER ELITE シリーズです。

RCC40RVRE

 MPPTチャージコントローラー40A  ROVER ELITE シリーズです。

DChomeアプリの始め方

 DChomeアプリの始め方について詳しくは、RENOGY DChomeアプリ 使い方をご覧下さい。
 youtube動画は、こちらをご覧下さい。
DChomeアプリ

まとめ

 今回の特集では、便利なRENOGY DChomeアプリの始め方について解説しました。
 アプリでサブバッテリーシステムの状態を管理できるのは、とても便利ですよね。私はこれがRENOGYを選ぶ決め手の一つになりました。
 やっぱり離れた場所からサブバッテリーシステムの状態を管理できるのって便利ですよね。私の場合家のすぐ横に車を停めているので、部屋の中からアプリでサブバッテリーシステムの状態を確認できます。繰り返しますが、これは本当にです。
 ただ、念のために言っておきますが、アプリは万能ではありません・・・。
 滅多に無いのですが、時には調子が悪くて繋がらない時もあります・・・。
 また、wifiではなくBluetoothなので、通信可能範囲は狭いと思います。EcoFlowのアプリのようにwifiが使えたら最高なんですけどね。まあ、贅沢でしょうか。

 以上のマイナス点も理解した上で使えば、本当に便利ですよ!

“RENOGY DChomeアプリ 始め方 サブバッテリーシステムの管理方法” への 2 件のフィードバック

  1. 小森潔 より:

    コメント失礼します
    走行充電器50Aを購入して使用しているのですが
    ソーラーパネルからの電流がはながれているのは確認したのですが
    走行充電器につないでもインジケーターのランプも点灯しないし
    BT-2で確認しても充電停止になっいて充電できていません
    故障しているのですか

    1. typemoto より:

      まずはソーラーパネルからの配線に電気がきているかをテスター等で確認して下さい。
      配線に電気が流れていて、かつ接続がきちんとできているのであれば故障の可能性があります。
      故障の場合には弊社等の販売店に連絡をお願いします。

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